富士通は16日、法人向け非接触型手のひら静脈認証装置「FUJITSU 生体認証 PalmSecure-SLセンサー」の新ラインナップとして、直接USBポートに接続できるポータブルセンサーを発表した。

FUJITSU 生体認証 PalmSecure-SLセンサーのラインナップ。一番右が今回発表された新製品(写真左はマウスタイプセンサー、中央はスタンダードセンサー)

使用イメージ

手のひらを本体上にかざすことで、静脈認証が行える小型センサー。2012年8月に発表されたPCログオン専用小型センサー「PalmSecure-SLセンサー」の新製品で、従来展開してきたマウスタイプセンサー、スタンダードセンサーの2製品と異なり、ケーブルを省きUSB直挿しとすることで利便性を高めた。本体は幅62mm、奥行き33mmと手のひらサイズで携帯しやすく、タブレットなどのモバイル端末での使用に最適という。

静脈認証では、手のひらを高速で連続撮影し、その中から認証に最適な画像を選び出して自動的に照合する機能を搭載。これにより、手のひらを固定させるためのガイド装置が不要となり、自然な動作での利用が可能になる。提供開始時期は9月下旬で、法人向けに発売。価格は税別17,500円。