サイボウズは、エンタープライズグループウェア「サイボウズ ガルーン」シリーズのクラウド版「Garoon on cybozu.com」(Garoon)を、6月14日にアップデートした。今回のアップデートでは新たに、「会議の出欠確認」と「施設の予約承認」という機能が追加された。

「会議の出欠確認」機能では、予定登録時に予定の参加者に対して「出欠アンケート」を設置できるようになった。従来Eメールなどで行われていた予定調整が、グループウェアのスケジュール上で完結でき、予定調整の手間が省ける。

Garoon 予定の出欠確認機能イメージ

「施設の予約承認」機能では、会議室や社用車を予約する際に、予約確定の前に承認フローを設ける利用申請機能が搭載された。予約承認が必要な施設と、施設の承認者をあらかじめ設定でき、利用者が該当施設の予定登録をすると、利用申請が承認者へ通知され、承認者の許可を得て初めて予約が可能となる。この機能によって、来客用応接室やセミナールームなど、数の限られた施設の運用を管理できる。

Garoon 施設の予約承認機能イメージ

そのほかにも、ポータル上での共有ToDoの一覧表示や、Garoonのメールアカウントを追加/変更/削除するための権限委譲、新しい画面デザイン搭載といった機能が追加された。

また、最近ではNotesからのマイグレーションに関するニーズが高いという。サイボウズでは、自社のNotesの現状が把握できていないという企業のために、無償アセスメントサービスを提供している。さらに、同社が提供している業務アプリケーション作成ツールである「kintone」と組み合わせて活用するユーザーが増えているという。