米Facebookは現地12日、ニュースフィードのアルゴリズム変更を発表した。これまで「いいね!」やコメントがニュースフィードへの表示の決定要因となっていたが、投稿の閲覧に費やした時間の長さも考慮する。このアルゴリズム変更はすでにロールアウト済みで、数週間で全ユーザーに対し、段階的に適用していく。

これまでFacebookはユーザーのニュースフィードに何を表示するのかを決定するにあたって、「いいね!」のクリック、コメント、投稿の共有などのFacebook上での活動に基づいて優先順位を決めてきた。今後は、特定の投稿の閲覧に費やした時間も表示のための一要因となる。

アルゴリズム変更にあたって、Facebookはユーザーに調査を行って調査を行ってきたという。その結果、重要なイベントについての情報など、「いいね!」をしないが、重要である場合があることがわかり、「いいね!」、コメント、共有などのFacebook上で反応を示したかどうかが重要さを決定する要因でないのではないことがわかったとしている。

新しい要因となる表示時間だが、そのユーザーのネット環境にも依存する(スピードが遅い環境のユーザーの10秒とネット環境が高速なユーザーの10秒とは異なる)ことから、何秒間表示したのかの絶対評価ではなく、他の投稿と比べて相対的に長かったかどうかが要因になる。