彗星着陸機「フィラエ」、7カ月ぶりに地球と交信 - 昨年11月に休眠

 

欧州宇宙機関(ESA)は6月14日(現地時間)、昨年11月にチュリュモフ・ゲラシメンコ彗星に着陸して以来、電力不足により休眠状態にあった着陸機「フィラエ」からの信号を受信したと発表した。

ESAが「フィラエ」からの信号をキャッチしたのは13日(現地時間)の夜で、同着陸機は独ダルムシュタット市にあるESAのオペレーションセンターと85秒間通信し、収集したデータを地球へ送ってきた。送られてきたデータを解析した結果、「フィラエ」は13日よりも早い段階で「目覚めていた」ことが判明。今後、データをさらに受信することができれば、ここ数日間で同着陸機に何が起きたのかについて知ることができると考えられている。

「フィラエ」は2004年に彗星探査機「ロゼッタ」に搭載されて打ち上げられた。2014年8月に目的地であるチュリュモフ・ゲラシメンコ彗星に到着し、2014年11月12日に同彗星に向けて降下した。しかし、機体を固定するための装置が上手く作動せず、起伏の多い岩場に着陸。太陽からの光が当たりづらいため、太陽電池での発電が十分にできず、2014年11月15日に通信が途切れて以来休眠状態に入っていた。

「ロゼッタ」の搭載カメラがとらえた、離れていく「フィラエ」(C)ESA

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