FreeBSD - The Power To Serve

6月13日(米国時間)、m0n0wallの後継ソフトウェアのひとつとなるSmallWallの最新版「SmallWall 1.8.3」が公開された。m0n0wallはFreeBSDベースのルータ・ファイアウォールソリューション。m0n0wallは、他のネットワークソリューションやストレージソリューションのベースとして活用され、2015年2月にはその役目を終えたとしてプロジェクトとしての活動を終了させている。

SmallWallは多機能化を目指すのではなく、m0n0wallの本来の目的であるシンプルで安定した機能を提供するファイアウォールという側面を柱としている。pfSenseやOPNSenseのようなルータ/ファイアウォールソリューションではなく、軽量で安定した実用的なファイアウォールを目指しており、ファイアウォールの学習向けプラットフォームという点も意識している。

m0n0wallはFreeNASなど現在人気の高いストレージソリューションのベースとしても活用されていた。FreeNASはその後、最新のFreeBSDの機能を活用するためにバックボーンをすべて開発し直したため、現在のバージョンはm0n0wallをベースにしているとは言えないが、m0n0wallは初期のFreeNASに大きな影響を与えていた。