フォルクスワーゲン グループ ジャパンは、スモールカー「up!(アップ!)」の全グレードにアイドリングストップとブレーキエネルギー回生システムを搭載して販売すると発表した。燃費は同社のモデルとして過去最高の25.9km/リットルを達成している。

フォルクスワーゲン「up!」

今回の一部仕様変更では、同社が誇る環境技術のひとつである「ブルーモーションテクノロジー」が全グレードに採用された。これはアイドリングストップやブレーキエネルギー回生システムを組み合わせたもので、JC08モード燃費は12%向上して25.9km/リットルとなり、これまで国内販売してきたフォルクスワーゲンでは過去最高の低燃費性能を達成したという。

この仕様変更に合わせ、同モデルをより個性的に見せる「ホットオレンジメタリック」と「ブルーベリーメタリック」の2色の新色が追加設定された。環境面だけでなく、ユーザーの個性を表現できる魅力をプラスしている。

「up!」は2012年10月の発売以降、最も小さなフォルクスワーゲンとして、日本の道路事情に適した5ナンバーサイズと、スモールカーの常識を打ち破る「シティエマージェンシーブレーキ」などの先進安全装備を全車に標準装備し、好評を博してきた。

同モデルは戦略的な低価格も特徴のひとつとされているが、今回の一部仕様変更でも、「ムーブ up!(2dr / 4dr)」については価格を据え置き、「ハイ up!」については4万2,000円引き下げるなど、さらにその魅力を高めている。価格は、「ムーブ up!(2dr)」が154万8,000円、「ムーブ up!(4dr)」が175万6,000円、「ハイ up!」は189万円(価格はすべて税込)となっている。