アシアルは6月11日、HTML5ハイブリッドアプリ開発環境「Monaca」のローカル開発環境である「Monaca Localkit」および「Monaca CLI」の正式版を提供開始すると発表した。

「Monaca」Webサイト イメージ

Monacaは、オープンソースのフレームワーク「Cordova」を内包するクラウド型のHTML5ハイブリッドアプリ開発環境。ブラウザだけでモバイルアプリ開発ができる「Monaca クラウド IDE」の手軽さが評価される一方で、企業内での組織的なアプリ開発を行う開発者や企業などからは、ローカル環境の開発ツールと連携して使えるMonacaのローカル開発環境を求める声が多く寄せられてきた。

今回、Monaca LocalkitおよびMonaca CLI正式版が提供開始となったことで、使い慣れたエディタやIDEを使ったモバイルアプリのコーディング、既存の管理システム上でのバージョン管理、ローカルPC上に環境構築されたタスクランナーツールの活用、ローカルネットワークを通じたMonacaデバッガーの利用などが可能となる。

Monaca LocalkitおよびMonacaCLIの利用には、Monaca Goldプラン(5,000円/月・税込)もしくはMonaca Platinumプラン(8,000円/月・税込)への登録が必要。なお、Basicプラン(無料)、Personalプラン(980円/月・税込)の契約者は、Monaca LocalkitおよびMonaca CLIを30日間試用することができる。