英国の世界大学評価機関Quacquarelli Symondsは6月10日、「QS大学ランキング:アジア2015」を発表した。同ランキングは有識者の評価、論文が引用された数、論文事の教員数、交換学生の受け入れなどを指標としたもの。

同ランキングで1位となったのは昨年に引き続きシンガポール国立大学で、2位に香港大学、3位に韓国のKAISTがランクインした。日本の大学では東京大学が12位、大阪大学が13位、京都大学が14位、東京工業大学が15位となった。

東京大学は初めてトップ10から外れた格好となった。同大学は研究者・雇用主からの評判、教員/学生の比率の高さではトップだったが、論文ごとの教員数、交換学生の受け入れなどが低く評価されたことがランキングを低下させた理由だという。国別で見るとトップ300で最も多かったのは中国の74校で、次いで日本の大学が68校ランクインした。