MasterCardはこのほど、年次調査「世界渡航先ランキング」を発表した。

世界渡航先ランキング2015 (渡航者数)上位20都市

同調査は今年で5回目となり、世界132都市を対象に実施された。海外からの渡航者の総数と、渡航者による渡航先都市での消費額で世界の都市をランク付けし、2015年の渡航者・旅客数の増加を予測したものとなる。

1位となった都市はイギリスの「ロンドン」(予測渡航者数1,882万人)で、4度目の1位獲得となった。2位にはタイの「バンコク」(同1,824万人)がランクインしたほか、7位~10位には「シンガポール」(同1,188万人)、「クアラルンプール」(同1,112万人)、「ソウル」(同1,035万人)、「香港」(同866万人)が入り、トップ10の半数をアジア都市が占める結果となった。

日本の都市では、「東京」が昨年の19位から11位、「大阪」が昨年37位から25位に順位を上げた。2014年の渡航者実績は、東京は約768万人、大阪は約422万人で、2015年は東京で約808万人、大阪で約458万人を見込んでいるとのこと。

過去6年間にわたって渡航者数が最も大きく伸びた都市の1位はスリランカの「コロンボ」(21.1%)となり、次いで中国の「成都」(20.7%)が続いた。日本の都市では「大阪」(19.8%)が4位、「東京」(14.6%)が8位にランクインしたほか、トップ10のうち7都市はアジアが占めた。同社によると、東アジア5都市の成長は、中国からの国内および海外旅行が大幅に伸びたためであるとのこと。