Q.夫婦で家計はどのように管理していますか?

今日はうれしい給料日。とはいえ、通帳もキャッシュカードも妻に取られているから、稼いでいる実感がまるでないんだよな~。これって悲し過ぎるっ……!! 今回はマイナビニュース会員の既婚男性150名に、夫婦で家計はどのように管理しているか聞いてみた。

Q.夫婦で家計はどのように管理していますか?

(財布は同じ)夫・妻の収入を合わせて妻が管理:47.3%
(財布は同じ)夫・妻の収入を合わせて夫が管理:16.0%
(財布は別々)夫・妻それぞれで自分の収入を管理、夫婦の共有財布・口座にお金を出し合っている:16.0%
(財布は別々)夫・妻それぞれで自分の収入を管理、支出項目によって分担している:15.3%
その他:5.4%

Q.その管理方法のいいところ、悪いところを教えてください。

「夫・妻の収入を合わせて妻が管理」派の意見

■人任せでラクラク!!
・「面倒くさくない」(50歳以上/投資家)
・「銀行に行かなくて済む」(50歳以上/電機/技術職)
・「私がもらったお金はすべて使い切っていいから。気楽にお金が使えるようになった。妻のほうが貯金がうまいから」(30歳/学校・教育関連/専門職)

■妻はしっかり者
・「浪費がなくなる」(33歳/金属・鉄鋼・化学/事務系専門職)
・「妻は商業科だったから管理が得意だから」(20歳未満/機械・精密機器/技術職)
・「しっかりしている妻が管理することで計画的に貯金ができている」(23歳/小売店/販売職)
・「自分で管理したい気もするが妻を信用している。実際にきちんと貯金をしてくれている」(30歳/商社・卸/秘書・アシスタント職)

■それが平和
・「円満になる」(50歳以上/その他/その他)
・「信頼している」(50歳以上/金属・鉄鋼・化学/事務系専門職)
・「けんかにならない」(39歳/金属・鉄鋼・化学/技術職)

■ラクなのはいいけれど……
・「自分で管理する煩わしさが無いが、細かな出納管理ができない」(50歳以上/団体・公益法人・官公庁/専門職)
・「一括で管理しているので、現状が把握しやすいが、ごまかせない」(50歳以上/建築・土木/技術職)
・「いいところは、妻まかせなので、気分的に楽なところ。悪いところは、家計の状況がはっきりとわからないところ」(50歳以上/医薬品・化粧品/技術職)
・「細かい所に気を遣わなくて良いが、自由にできるお金が無い」(49歳/機械・精密機器/技術職)

■現状に不満アリ
・「小遣いがすくない」(41歳/運輸・倉庫/技術職)
・「短期の管理はいいが長期の計画は難しい」(42歳/小売店/事務系専門職)
・「浪費をしないのはいいですが、欲しいものをすぐ購入できないので悪い面もあります」(42歳/電機/技術職)
・「子供の養育費として取り上げられた」(49歳/通信/事務系専門職)
・「家族のためにしょうがないが自分の人生がむなしい」(50歳以上/運輸・倉庫/販売職・サービス系)

「夫・妻の収入を合わせて夫が管理」派の意見

■家計を自分で把握できる
・「自分ですべて管理できるから」(38歳/通信/技術職)
・「権利を握れる」(27歳/学校・教育関連/事務系専門職)
・「悪いところはなし。自分のが金銭感覚がしっかりしているのでうまくいっている」(48歳/電機/技術職)
・「合わせた方が家庭の資産状況が把握できる。夫の方が細かいので夫が管理。悪いところは妻が少し不満を持っている」(44歳/金属・鉄鋼・化学/事務系専門職)

■その反面……
・「ある程度自由で、責任重大」(44歳/機械・精密機器/技術職)
・「妻がらくできるが旦那が大変」(48歳/電機/技術職)
・「自分の支出に抑制をかけないといけない」(49歳/医療・福祉/専門職)

「夫・妻それぞれで自分の収入を管理、夫婦の共有財布・口座にお金を出し合っている」派の意見

■自由かつ平等!!
・「個人のお金をそれぞれ持てる」(28歳/情報・IT/技術職)
・「各自が目標を持って貯蓄や使途ができる」(50歳以上/電機/技術職)
・「ある程度の支出の自由が確保されつつ、浪費しないところ」(40歳/学校・教育関連/営業職)
・「双方使える金があるため一方の言い分で押し切ることがない」(28歳/電機/技術職)
・「夫婦が独立した形で家計を管理することで、金額にかかわらず自由度が持てるため」(50歳以上/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)

■干渉されない
・「自分の収入を知られない」(32歳/電機/技術職)
・「尊厳が保たれる」(29歳/機械・精密機器/技術職)
・「管理が楽だから。干渉されたくないので良い」(29歳/自動車関連/技術職)
・「秘密の出費がお互いにあるかもしれないのがいいところであり悪いところ(笑)」(37歳/印刷・紙パルプ/クリエイティブ職)

■自由な反面……
・「自由に使えるが割り勘が面倒」(43歳/電機/技術職)
・「趣味にお金を好きに使えるけど、無駄遣いもしやすい」(26歳/農林・水産/技術職)

「夫・妻それぞれで自分の収入を管理、支出項目によって分担している」派の意見

■分担できるのがいい!
・「貯金、生活費など区別して管理できる」(31歳/電機/技術職)
・「自分のお金を自分で管理するのでもめない」(50歳以上/電機/技術職)
・「自分で管理できるのがいいところ。悪いところはない」(34歳/食品・飲料/販売職・サービス系)
・「お互いに気を遣わなくてよいし、どんぶり勘定だけれども、何となく分担できているから」(34歳/学校・教育関連/専門職)

■デメリットもさまざま
・「お互いのゆとりが把握できないかな」(46歳/その他/クリエイティブ職)
・「自分のお金だと思って無駄遣いが増える」(28歳/警備・メンテナンス/技術職)
・「予算内に収まらないときの追加分の交渉が必要」(33歳/マスコミ・広告/クリエイティブ職)
・「離婚しやすい」(44歳/建築・土木/職人)

■総評
「夫婦で家計をどのように管理しているか」を聞いた今回のアンケート。一番多かったのは『1つの財布を"妻"が管理する』というパターンで、ダントツの47.3%だった。目立ったのは「その方がラクだから」「仕事に集中できるから」「妻の方がしっかりしているから」というポジティブな回答だったが、「それが平和だから……」といった諦め(?)のような声や、「妻の無駄遣いに気付けない」といった悩み、さらに「小遣いが足りない!!」といった不満も少なくなかった。

一方、『1つの財布を"夫"が管理する』というパターンは16.0%。財布の紐を自分で握れるため、回答から見える満足度はかなり高めだが、「管理が大変」「責任重大」といった意見も。お金の管理が得意かどうかで、意見が分かれているようだ。

また、これと同率の回答が寄せられたのは、『夫婦それぞれが自分の収入を管理し、共有の財布・口座にお金を出し合う』というパターン。平等である程度の自由も許されるため気楽なようだが、それぞれが油断して無駄遣いが増えるといったデメリットもあるよう。さらに、家賃は夫、食費は妻といったように、『夫・妻が支出項目によって分担する』というパターンは15.3%。こちらもおおむね満足度は高めだが、「相手の懐具合が分からない」「予算オーバーした時の対処に困る」といった声も。お互いが経済的に自立しているため「離婚しやすい」という鋭い指摘には、ハッとさせられた。

家計をどう管理していくかは、夫婦の大問題。財布の紐をキッチリと締めるか、自由を優先するべきか……ちょうどいいバランスを見極めるのは難しいところだが、夫婦円満でいるためには、お互いが納得できるポイントを見つけることがかなり重要なようだ。

調査時期:2015年4月6日~2015年4月26日
調査対象:マイナビニュース会員
調査数:男性150名
調査方法:インターネットログイン式アンケート

※写真と本文は関係ありません