7月17日にスタートするTBS系の金曜ドラマが、メインキャストをオーディションで選抜したフレッシュなキャストで臨むことが4日、明らかになった。デビュー3年目の芳根京子が主演を務める『表参道高校合唱部!』(毎週金曜22:00~22:54)で、伝統のドラマ枠に新たな風を吹き込む。

後列左から 城田優、泉澤祐希、高杉真宙、萩原みのり
前列左から 堀井新太、吉本実憂、芳根京子、志尊淳、森川葵

同作は、何かと不安を感じている高校生たちが「合唱大好き!」という破天荒なヒロイン・香川真琴と出会い、合唱に巻き込まれていくうちに、本当に輝ける場所を見つけていくという青春ストーリー。メインキャストとなる高校生は、演技力・歌唱力・カリスマ性が必要となる役柄であるため、今回オーディションで選抜した。

芳根は、演技力とフレッシュさが、プロデューサーをはじめ制作陣の目に止まり、主役の香川役に抜てき。主演に決まった際は「夢のようだったので、泣いて喜びました」といい、「選んでいただいたからには、真琴として3カ月、合唱を愛してすてきな作品になるよう精いっぱい頑張ります!!」と意気込んでいる。

このほか、学校の人気者である夏目快人役には、『烈車戦隊トッキュウジャー』でヒーローを演じた志尊淳。学校一の美少女・谷優里亞役には、「全日本国民的美少女コンテスト」グランプリの吉本実憂。周りの空気を読む引田里奈役には、この春まで人気雑誌『Seventeen』のモデルを務めていた森川葵。甲子園を目指す高校球児・桜庭大輔役には、NHKの朝ドラ『マッサン』で注目を集めた堀井新太。

さらに、引きこもりの合唱部員・宮崎祐役には、東海テレビ・フジテレビ系の昼ドラ『明日もきっと、おいしいご飯~銀のスプーン』で主演中の高杉真宙。目立たないように学校生活を送ってきた合唱部員・佐々木美子役には、映画『神様の言うとおり』での演技が光った萩原みのり。そして、廃部寸前の合唱部部長・相葉廉太郎役には、ニューヨークフェスティバルで金賞を受賞したNHK『東京が戦場になった日』に主演した泉澤祐希と、次世代の日本のドラマ界を担う面々がそろった。

早速合唱練習を開始した高校生キャストたちは、ポップスともカラオケとも違う"合唱"の歌い方に悪戦苦闘。仕事の合間を縫い、基礎から熱心に練習を続ける様子は、さながら本当の部活のようだという。

そんな練習にも芳根は「とにかく楽しいです。みんなできれいにハモったときは、みんなで喜んでます」と充実の様子。慣れない腹式呼吸で「腹筋が悲鳴をあげてます」と、筋肉痛になるほど打ち込んでおり、「撮影が終わる頃、腹筋が割れてるのではないかと思ってます(笑)」と、激しい特訓具合が伺える。

一方、合唱部の顧問・鈴木有明役は城田優が演じることが決定。ミュージカル俳優として活躍し、映画『シンデレラ』では日本語版声優を務めているが、今回の役柄は、やる気がなく、趣味はキャバクラ通いというダメ音楽教師だ。果たしてその美声を披露するシーンはあるのか…。

城田は、これまで高校生役を多く演じてきたが、高校教師役は初めて。「音楽という自分が一番好きな教科の教師で、非常に楽しみな半面、説得力のある役作りができるか…」と不安を口にしながらも、生徒たちとチームワークを築き、「すてきなものというレベルではなく、すごいレベルのものをつくり、お届けしたいと思っています」と、高い目標を掲げている。

それに向け、合唱練習に悪戦苦闘する生徒たちには「一人一人の思いがひとつの塊となって、聞いている方たちの胸に、心に、届くよう頑張ってください」とアドバイス。「このドラマをきっかけに、子供たちが音楽に興味を持ち、将来音楽に携わりたいと思ってくれるということが一番の夢」と、大きな目標を語った。

脚本は、櫻井剛。演出は、石井康晴、池田克彦、吉田秋生が担当。プロデューサーは、高成麻畝子、大澤祐樹が務める。

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