NTTドコモとタカラトミーは4日、次世代コミュニケーショントイ「OHaNAS(オハナス)」を発表した。希望小売価格は税別19,800円で、10月1日に発売する。

OHaNAS(オハナス)

クラウド型おはなしロボットOHaNASは、ドコモの「しゃべってコンシェル」などを活用したロボット。OHaNASに話し掛けるとユーザーの疑問に答えたり、雑談するなどの自然な会話を交わせる。例えば、「キャベツを使ったレシピを教えて?」とOHaNASへ話し掛けると「情報サイトでお調べしました。ロールキャベツなどいかがでしょう?」と返してくれ、スマートフォンにレシピを送信してくれる。他にも、OHaNASが「週末はどこに行くんですか?」と訪ね、ユーザーが「秋田だよ」と答えると、「秋田美人って、やっぱり肌が白いから美人にみえるのかな」とリアルタイムに返答してくれる。

OHaNASと会話するためには、まずOHaNASとスマートフォン・タブレットをBluetoothで接続。そのスマートフォン・タブレットから意図解釈機能を持ったクラウドサーバーにアクセスすることで会話が行える。なお、ドコモ以外のデバイス・回線でも利用可能だ。

会話を成立させる仕組み

OHaNASのバックエンド技術として、ドコモの「しゃべってコンシェル」の関連技術が応用されている。さらに、同音異義語などの日本語の多様な表現でも、前後の文脈などから文章を読み取り、最適な会話ができる「文章正規化機能」、ニュース・天気といった情報を取得し、話しかけた時点のリアルタイムな情報を反映した会話ができる「外部コンテンツ連携機能」、自動的に特定のキャラクターらしい発話に変換する「キャラクター風発話変換機能」、会話から自動的にユーザーの趣味や嗜好などを抽出して、その情報を活用した対話ができる「ユーザー情報自動抽出機能」の4つの新たな機能が搭載されている。

OHaNASの自然言語処理技術

本体サイズはW160×H160×D160mm。電源は単2形アルカリ乾電池×3本、またはタカラトミー専用アダプタ(タイプ5U)が使用可能。対応OSはiOS 8.3以降、Android 4.2以降。