厚生労働省は3日、2015年3月分の被保護者調査の結果を発表した。それによると、3月時点の生活保護受給者数は前月比5,166人増の217万4,331人となり、過去最多を更新した。増加は2カ月ぶり。前年同月比では0.2%増加した。

被保護実人員(各月間)と対前年同月伸び率(出典:厚生労働省Webサイト)

生活保護受給世帯も同3,773世帯増の162万2,458世帯と、同じく2カ月ぶりに増加し、過去最多を更新。前年同月比では1.3%増加した。

被保護世帯数(各月間)と対前年同月伸び率(出典:厚生労働省Webサイト)

世帯別に見ると、高齢者世帯(男女とも65歳以上の世帯、またはこれらに18歳未満の未婚者が加わった世帯)が全体の約49%に当たる78万6,634世帯(前月76万6,242世帯)でトップ。以下、働ける世帯を含むその他の世帯が27万6,801世帯(同27万8,863世帯)、傷病者世帯が25万8,177世帯(同26万6,772世帯)、障害者世帯が18万7,628世帯(同18万9,121世帯)、母子世帯が10万5,442世帯(同10万9,485世帯)と続いた。