エンカレッジ・テクノロジは6月2日、山陰合同銀行が特権ID管理ソフトウェア「ESS AdminControl(EAC)」および証跡管理ソフトウェア「ESS REC」を導入したと発表した。約250台のサーバで構成される同行のシステムで本格展開する。

EACの特権ID管理のための申請承認ワークフロー

山陰合同銀行では、多くの企業でシステム管理者による情報漏えいなど不祥事の発生が相次いている状況を鑑み、システムリスク対策の一環として、2013年3月にEACとESS RECを一部システムで利用を開始。その後、製品を使用した特権IDの管理プロセスや操作内容のチェックプロセスを検討し、導入効果を検証した結果、適用範囲を、同行で管理するほぼすべてのシステムに拡大することを決定したという。

同行におけるEACとESS RECは、情報系・周辺系システムのWindows/Linux/UNIXサーバ250台を対象とし、「自行および外部委託先職員によるシステム操作に際して、EACのワークフロー機能を使用した事前申請に基づく許可制の徹底」「ESS RECを使用した操作内容の動画・テキストによる保管と適宜検査の実施」「監査用レポートによる不正アクセス有無の定期検査」「パスワード自動変更によるパスワード漏えいリスクの低減」などを支援していく。