メディアフラッグの子会社で、デジタルサイネージを中心とした店頭販促トータルソリューションの提供を行なっているimpactTVは6月1日、都内コンビニエンスストアにおけるタッチ式サイネージを使った店頭販促の効果測定を実施し、その結果を発表した。

同調査では、デジタルサイネージによるバーチャル・クロスマーチャンダイジングの効果検証として、タッチパネルの操作数(タッチ数、時間帯)と対象商品のPOSデータとの関連性の検証が行われた。

調査が行われたのは、都内のコンビニエンスストア3店舗で、期間は2015年4月7日~5月8日(各店舗で開始日は異なる)。機材には「7UF impactTV(電子POP)」および「7UT impactTV(タッチパネル)」が使用された。

今回実施されたバーチャル・クロスマーチャンダイジング企画は以下の3つ。

  1. コーヒー×スイーツ(=コーヒーと洋菓子で合わせ買い促進)
  2. オリジナル惣菜の複数買い(=レシピサイトとのコラボレーションレシピをタッチパネルで紹介)
  3. 子供用お菓子×ドリンク(=玩具メーカとのコラボキャンペーン告知、応募方法をタッチパネルで紹介)

コンビニエンスストア内での設置の様子

調査によると、タッチパネル式のデジタルサイネージのタッチログを確認したところ、ある特定の組み合わせの商品のタッチ数が多く、POSデータもこれに比例していたという。この結果をもとに、試験導入前・後で単品別に分析したところ、両商品ともに実施後の売れ行きが実施前に比べ120~180%に上昇していることが判明したとのこと(詳細POSデータは店舗情報のため非公開)。