タレントのテリー伊藤と俳優の坂上忍が31日、TBS系バラエティ番組『サンデー・ジャポン』(毎週日曜9:54~11:30)で、28日に大腸がんのため54歳で死去した今井雅之さんを偲んだ。

テリー伊藤(右)と坂上忍(左)

今月3日の同番組で「奇跡を信じている」とエールを送っていたテリーは、「残念」と心情を吐露。「強面だったでしょ。特攻隊の役もやっていたからなかなかテレビに出る場所がなかった」と振り返り、「強面の内田裕也もひと回りするとテレビがおもしろがって使い出す。今井さんもそういう持ち味が2年くらい前からあった」と熱く語った。そして、「本当に残念。舞台もそうだけど、バラエティ番組でも十分やっていける。本当にもったいない逸材だった」と無念さをにじませた。

18歳の時に出会ってから30年来の交友があったという坂上は、「先輩だったけどマサと呼ばせていただいていた」と伝え、「その頃からのお付き合いなので、びっくりしちゃいますよね」と心境を告白。熱血タイプの今井さんとは「真逆」だったため、「仕事はしててもそんなに仲良くなかった」と言い、「それが40過ぎてからやっと楽に話せるようになって」と関係性を明かした。

また、「出る側と作る側でバランスをとりながらやっていたマサを見ていて、バラエティ番組出てもいろんなトークをしてくれるじゃないですか、作り手のニーズにも応えて」と振り返り、「そもそもはそんな器用な方ではなかったので、自分の舞台を成功させるためにほかの仕事も身を削りながら責任を持ってやってたんだなというのは強く感じます」と役者魂をたたえた。