買い物の際に「何を買うんだったっけ?」と買うべきものを忘れたり、ほかの用事が入ってしまい、やるべきことを忘れたりすることってよくありますよね。そんなことをなくすために、To Doリストを作って「やるべきこと」を"見える化" するといいと思います。ビジネスの現場では一般的ですが、これを日常生活で生かす方法を紹介します。

「やることリスト」「買うものリスト」「今日のTo Doリスト」

やることリスト

やることリストは、やりたいこと、やるべきこと、今日はやらなくてもいいけれど近いうちには処理しないといけないこと、いつかやりたいこと(夢など)……を紙に書き出します。「振り込みをする」「旅行に行く」「母の日の段取りを行う」「○○さんにお礼の電話をする」等々、思いつくままにどんどん書き出します。緊急度と重要度はそれぞれ異なりますが、気にせず書きます。

筆者の「やることリスト」。抹消線が増えたり項目が増えたりしたら、新しい紙に書き直します

買うものリスト

続いて、別の紙に買うべきものを書き出します。この「買うものリスト」は、お店や物の種類ごとに分けて書き出すとわかりやすくなります。商品をできるだけ安く買う目的でもこのリストは役立ちます。そろそろ家庭内在庫が切れそうな商品は、買い物のついでに値段をチェックしてリストに記入しておきます。

たまたま見かけたスーパーの特売商品より、普段利用している近所のスーパーの通常価格の方が安かった……ということはよくあります。「特売」の文字に踊らされて高値で買ってしまい小さく後悔しないためにも、いつも利用しているお店で「いくらで買えるのか」をメモしておくとよいでしょう。

筆者の「買うものリスト」。商品の種類やお店ごとに分けてますが、分類方法はご自身がわかりやすければOKです

今日のTo Doリスト

そして、毎日の行動をメモした「今日のTo Doリスト」を作ります。先の「やることリスト」を参照して、明日のリストを作ればいいでしょう。いずれのリストも、実行したら抹消線を引いてリストから消していきます。この「線を引いて消す」という行為も達成感を得られるので、とても気持ちがいいです。

筆者の「今日のTo Doリスト」。消せずに残った項目は翌日のリストに繰り越し

大事なことは、これらのリストをいつも持ち歩くこと。このリストがあれば、「何を買うんだったったけ……」と、お店をウロウロすることがなくなりますし、底値でのお買い物も容易になります。

また、「今日のTo Doリスト」は時系列、重要度順に書き出すと、より多くの抹消線が引けます。消せずに残った項目は、翌日のリストへ転記します。

筆者は、これらのリストを気軽にどんどん更新できるよう、裏紙を使ってリストを作っています。雑でOK、「目で見てわかる」ことが大事です。リスト化が定着するころには、自身の暮らしや時間を上手にコントロールしている実感が持てるようになっていると思います。

執筆:KANA
横浜市在住、3人の子持ち。 趣味は整理整頓と飲酒、アウトドア。 野球観戦に燃えるアクティブ派だが、実は運動音痴なのでもっと動けるようになりたいと思いスポーツクラブに通い始めたところ。今年の目標は「物と体のダイエット!」

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