オウチーノはこのほど、「主婦の格差」に関する実態調査の結果を公表した。

「主婦をしていて『格差』を感じることはありますか?」

同調査は、20歳から59歳の子どもがいる主婦1,158名を対象に、8日から12日にかけてインターネットを通じて実施した。

「格差意識」は世帯年収に係らず存在?

「主婦をしていて『格差』を感じる(周りの主婦や家族と比べて自分が下に感じる)ことはあるか?」という質問をした。その結果、「多々ある」と回答した人と「まあまあある」と回答した人を合計すると、52.3%の人が、「格差」を感じていることが分かった。

「世帯年収別に『格差』を感じる割合」を見た。「多々ある」と「まあまあある」を合わせると、世帯年収300万円未満は66.7%、1,000万円以上は43.3%が「格差」を感じていた。世帯年収が増えるにつれ「格差」を感じている人が減る一方、1,000万円を超えていても、4割以上の人が「格差」を感じていることが分かった。

「主婦をしていて『格差』を感じることはありますか?」(世帯年収別)

「格差」を感じることが「多々ある」もしくは「まあまあある」と回答した人に、「どういった点で『格差』を感じるか?」を15個の選択肢から聞いた。その結果、「家」が45.9%で最も多く、以下「旅行」(27.1%)、「車」(26.2%)、「奥様の美容」(20.0%)、「奥様が身につけているもの」(19.0%)が続いた。

「他の主婦や家族との格差を感じるのは、どういった点ですか?」(複数回答可/世帯年収別)

世帯年収別ではどの年代も、最も「格差」を感じるのは「家」だった。次いで「旅行」や「車」が多かった。また、「旦那様の職場」や「お子様の学校」、「お子様の習い事」以上に、「奥様の美容」や「奥様が身につけているもの」で「格差」を感じている人が多かった。「お子様の学校」に関しては、世帯年収が上がるほど「格差」を感じるている人が多かった。