JR東海は7月25・26日、浜松工場(静岡県浜松市)で「新幹線なるほど発見デー」を開催する。新幹線に親しんでもらうために毎年開催しているイベントで、今年は車体上げ・載せ作業の実演に初めて「ドクターイエロー」を使用するという。

新幹線電気軌道総合試験車「ドクターイエロー」(写真はイメージ)

車体上げ・載せ実演は、普段は目にすることができない検査風景が間近に見られることもあり、毎年好評を博している。両日とも1日7回実施され、当日会場で配布される整理券があれば見学できる。整理券は1回あたり約2,400枚配布される予定。

その他、東海道新幹線の現役運転士が車内で運転士の仕事を紹介する「教えて! 運転士さん」、「ドクターイエロー」(2~7号車)やN700A・N700系といった新幹線車両・保守用車両の展示、工場社員による新幹線車両の機器類の説明や機器動作体験など、さまざまな催しを用意。タカラトミーが開発した世界初のミニチュアリニアモーターカー「リニアライナー」も展示され、9月の発売に先駆けて先行走行を披露するという。

事前申込み制のイベントとして、N700AまたはN700系の運転台見学、小学生対象の車掌体験、小学生高学年を対象としたガイドツアーも企画されている。申込み方法など詳細はJR東海サイトで確認できる。

今年初の試みとして、新大阪駅を出発して浜松駅手前から工場入場線に入り、そのまま浜松工場に入場する新幹線を各日1本運行。この列車に乗車するツアーが各旅行会社から発売される。この入場線を走行する新幹線に一般客が乗車できるのは今回が初めてで、入場線にある東海道新幹線唯一の踏切を通過する様子も車内から見学できる。ツアー参加者は浜松工場到着後、通常のオープン時間より前に「ドクターイエロー」の車体上げ・載せ作業実演も観覧できるとのこと。発売日や行程、料金等は、JTB、クラブツーリズム、阪急交通社、JR東海ツアーズの各旅行会社から発表される予定。

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