バラクーダネットワークスジャパンは5月26日、同社のロードバランサー製品ファミリーの新製品として、40Gbpsのスループットを実現した「Barracuda Load Balancer FDCモデルF740」を発表した。価格は483万円から(税別、初年度の保守費用を含む)。

新製品はIntelアーキテクチャで構成。従来モデルと比べて最大10倍のパケット処理能力を備え、40Gbpsのスループットをより低価格で提供するという。また、仮想データセンター向けに設計しており、Webサイトやクラウド・サービスの利用においてスケーラビリティと高可用性を実現するとしている。

さらに、サーバのヘルスチェックを監視し、サーバ負荷を均等に分散する。1台以上のサーバが過負荷または機能停止状態になった場合でも、セッション・パーシスタンスおよびシームレスなユーザー・エクスペリエンスを維持できるという。

同製品は、アプリケーションのアクセス制御やセキュリティをフロントエンドのデバイスから切り離し可能。同製品のアーキテクチャにより、フロントエンドのデバイスをネットワークのトラフィック分散にフォーカスさせ、アプリケーション・アクセス制御とアプリケーション・セキュリティを仮想環境のアプリケーションに集中可能になるとのことだ。

また、企業規模でのWebやターミナル・サービス、プロキシ、VPN、ストリーミング・メディア、eコマースといったTCP/IPサービスにスケーラビリティと高可用性を提供するとしている。

同社の統合ソリューションのトラフィック分散レイヤで次世代ファイアウォールと連携可能である、物理およびクラウドのデータセンター拠点間、あるいはWebアプリケーション・ファイアウォール(WAF)のセキュアな接続を実現し、仮想アプリケーションにより同拠点配置や移行拡張が可能になるという。