ビー・エム・ダブリューは26日、新型「2シリーズ グラン ツアラー」製品発表記者会見を都内で実施した。プレミアム・コンパクト・セグメント初の7人乗りMPV(マルチ・パーパス・ビークル / 多目的車)として、6月6日から販売開始される。

製品発表記者会見の会場に展示された「218d グラン ツアラー M Sport」(クリーン・ディーゼル・エンジン搭載モデル)

新型「2シリーズ グラン ツアラー」は、全長4,565mm、全幅1,800mm、全高1,645mmのコンパクトなボディ・サイズとしつつ、BMWならではのダイナミックな外観デザインとなり、最大7人乗車できる広々とした室内空間も実現。3列シートを備え、2・3列目は乗車人数や荷物の量に合わせて多彩なシート・アレンジが可能で、ターゲット層である若いファミリーのさまざまな用途に合わせ、オールマイティに活躍するという。

ビー・エム・ダブリュー代表取締役社長、ペーター・クロンシュナーブル氏

新世代の4気筒クリーン・ディーゼル・エンジン搭載モデルをラインアップに加えたことも特徴。力強い走りを実現するとともに、21.3km/リットル(JC08モード)の低燃費も達成した。衝突回避・被害軽減ブレーキ、iDriveナビゲーション・システム、LEDヘッドライトなど、安全かつ快適なドライブに貢献する機能も全車で標準装備としている。

記者会見でビー・エム・ダブリュー代表取締役社長、ペーター・クロンシュナーブル氏は、日本の乗用車市場をボディ・タイプ別に見た場合、MPVが約30%を占めると指摘(自社調べ)。クリーン・ディーゼル・エンジン搭載モデルにも触れ、「BMWグループは日本におけるこの分野のパイオニアであり、MINIも含めて12のモデルを提供しています。プレミアム・コンパクト・セグメントにクリーン・ディーゼル・モデルを導入することで、新規顧客の獲得など、新天地が開けるものと期待しています」と述べた。

新型「2シリーズ グラン ツアラー」は全国のBMW正規ディーラーで発売。クリーン・ディーゼル・エンジン搭載の「218d グラン ツアラー」、1.5リッター直列3気筒ガソリン・エンジンの「218i グラン ツアラー」、2.0リッター直列4気筒ガソリン・エンジンの「220i グラン ツアラー」がラインアップされ、各モデルに「Luxury」「M Sport」を設定。「220i グラン ツアラー」に「Sport」も設定される。価格は358万~452万円。