UBICとサムライインキュベートは5月23日と24日、人工知能によるビジネス上の課題解決をテーマとした「人工知能ハッカソン」を開催した。

同イベントでは、抽選で選ばれた若手エンジニアを中心とした参加者40名が8チームに分かれ、メンターの東京大学大学院工学系研究科准教授の松尾豊氏、トレタCTOの増井雄一郎氏のアドバイスを受けながら、人工知能によるビジネス上の課題解決について、アイデアのユニークさとソフトウェアの完成度を競った。

東京大学大学院工学系研究科 准教授 松尾豊氏

トレタ CTO 増井雄一郎氏

その結果、「異性とのコミュニケーション内容の良否を人工知能が判断することで交際をサポートするサービス」が最優秀賞を受賞。課題の現実感と、実際にサービスがあったら使ってみたいと思える内容であったこと、非常に早い段階からAPIを利用し、トライアンドエラーを繰り返していた開発に対する姿勢などが評価された。

開発中の風景

メンターの増井氏は同イベントの総評として、「人工知能も、アイデア次第で今までなかったものを生み出し、生活を大きく変える可能性を秘めています。人工知能を使った開発を今後も続けて、面白いものを作ってもらいたいと思います」とコメントしている。