タレントの川合俊一が26日、6月1日スタートの昼ドラマ『明日もきっと、おいしいご飯~銀のスプーン~』(東海テレビ・フジテレビ系 毎週月~金曜13:25~13:55)の制作発表に出席した。

『明日もきっと、おいしいご飯~銀のスプーン~』でドラマ初出演を果たした川合俊一

同ドラマは、小沢真理原作の人気コミックを実写化した作品。ガンで長期入院することになった早川家のシングルマザー・恭子(富田靖子)の代わりに台所に立つ長男・律(高杉真宙)だったが、退院の日を迎えた矢先、恭子が血のつながった母親ではないことを知る――というストーリーだ。

川合は、まだ子どもたちが幼い頃に、事故で亡くなった早川家の父・大洋役。26日に行われた制作発表で、川合は「スポーツ上がりなので、ドラマとか全然やってこなかった」と、今作がドラマ初出演であることを明かした。物語がスタートする時点で亡くなっている役であり、「遺影だけと言われたので、それならいいか」と思って出演を快諾したという。

ところが、実際には回想シーンで、少しではあるがセリフも撮影することに。「ほーら律、今日からここがお前の家だぞ」というセリフだが、演技未経験で、どのように話せばよいか分からなかったため、撮影前日は東山紀之に相談したという。東山から「あまり強弱をつけない方がいい。時代劇っぽくなる」とアドバイスを受けた川合は、言われたとおりに実践したが、ただの棒読みになってしまい「恥ずかしかった」と顔を赤くしながら振り返った。

演技の素人ではありながら、役づくりにも挑戦。スタッフから「どっしりしたお父さん役」という要望があったため、体重を5キロ程度増量し、撮影時には108キロにまで達した。自らの姿に、川合は「遺影を見てもらえれば分かると思いますが、パツンパツンの顔をしています」と、役づくりの成果に満足の様子。ふくよかで、幸せそうな写真になっている。

増量の方法は「お酒です。もう本当に苦しかったです!」と、苦労したかのように明かした川合。司会者から「お好きなお酒をたくさん飲めたということですか?」と確認されたが、「苦しかったです!」と、つらい役づくりだったことを、ことさら強調していた。