JR九州はこのほど、夏季期間中(2015年7~9月)の臨時列車について発表した。九州新幹線・在来線特急列車を増発し、特急「ゆふいんの森」の一部列車が7月18日から5両編成に。特急「指宿のたまて箱」「A列車で行こう」などD&S列車も運転される。

特急「ゆふいんの森1・2・5・6号」に使用されるキハ72形。7月18日から5両編成で運転される

特急「ゆふいんの森」は現在、1・2・5・6号(博多~由布院間)がキハ72形、3・4号(博多~別府間)がキハ70・71形を使用。キハ72形を使用する2往復に関して、7月18日から車両が1両増結され、5両編成での運転となる(3・4号は現行通り4両編成)。同列車は車両検査時を除き毎日運転。1・2・5・6号の検査日は7月4~17日、3・4号の検査日は7月1~3日と9月15~17日で、この期間は特急「ゆふ」として運転される。

その他のD&S列車は夏季期間中、特急「はやとの風」「指宿のたまて箱」が毎日運転、特急「A列車で行こう」「あそぼーい!」「海幸山幸」と「SL人吉」はおもに土日祝日と夏休み期間中(7月18日から8月31日)の毎日運転とされている。ただし夏休み期間中、「海幸山幸」は7月21・29日と8月の毎週水曜日、「SL人吉」は毎週水曜日と8月6日にメンテナンスのため運休するとのこと。肥薩線人吉~吉松間の「いさぶろう・しんぺい」は毎日運転で、「SL人吉」運転日は3両編成での運転となる。

九州新幹線は7~9月に新大阪~鹿児島中央間「みずほ」117本・「さくら」67本、博多~熊本・鹿児島中央間「さくら」115本・「つばめ」65本を増発。在来線特急列車も増発され、お盆期間(8月7~17日)は「かもめ」106本・「ハウステンボス」108本・「ソニック」75本など計360本増発する。

7~9月に開催されるおおいたデスティネーションキャンペーンに合わせ、小倉~大分間で「おんせん県おおいたにちりん号」も運転。なお、久大本線日田~大分間では8月8日以降、新たなD&S列車「JRKYUSHU SWEET TRAIN『或る列車』」が運転開始される予定だ。