博報堂は5月25日、メタップスとアプリ向けの統合マーケティング分野において協業していくことを発表した。

その第一段として、スマートフォンアプリのデータ解析ツール「Vision-Graphics for Apps powered by Metaps」を共同開発したという。

同ツールは、博報堂DYグループのマーケティング・ダッシュボードとなる「Vision-Graphics」の機能に、メタップスが開発・提供する、アプリの集客・分析・収益化をワンストップで支援するアプリ開発者向けプラットフォーム「Metaps Analytics」の機能を掛け合わせたもの。

テレビCMとアプリのダウンロード、アプリ内アクティビティの相関をタイムリーに追跡でき、広告効果の可視化が可能となるほか、ダウンロードの流入経路としてテレビCMが有効かの見立てや、ネット集客、コンバージョンまでの統合的な管理・分析を実現する。

「Vision-Graphics for Apps powered by Metaps」イメージ

同ツールの提供は、今夏頃を予定。また、博報堂は、博報堂DYメディアパートナーズと連携したスタートアップ系企業のマーケティングや成長支援を行う「Startup Growth Team」により、メタップスと共同で、国内外におけるアプリの総合マーケティングキャンペーンを推進していく考えだ。

なお、中長期的な計画として、人工知能による予測モデルの開発に向けた研究についても協業していく予定で、今後、膨大なデータをシステムに学習させ、さまざまなソリューション開発を行い、先進的なサービスの開発・提供を目指すという。