5月22日よりニューヨークとロサンゼルスを皮切りに全米公開された『思い出のマーニー』

スタジオジブリ制作のアニメーション映画『思い出のマーニー』が、5月22日よりニューヨークとロサンゼルスを皮切りに全米公開されることが明らかになった。

日本では2014年7月に公開された本作は、イギリスの作家ジョーン・G・ロビンソンによる同名の児童文学が原作。ぜんそくの療養のため海辺の村に訪れた主人公・杏奈が、金髪の少女・マーニーとの出会いを通じて、不思議な出来事に次々と遭遇する物語が描かれている。「第38回日本アカデミー賞」の「優秀アニメーション作品賞」5作品にノミネートされ、3月にはBlu-ray&DVDが発売。発売記念イベントでは、本作の米林宏昌監督が昨年末にスタジオジブリを退社していたことも明かされ、話題となった。

米国での公開に際しては、英題を『When Marnie Was There』とし、『となりのトトロ』や『千と千尋の神隠し』などジブリの旧作品のレトロスペクティブ上映を北米各地で行ってきたGKIDSが配給を担当。日本版では、高月彩良が演じた主人公の杏奈役に『トゥルー・グリッド』でアカデミー賞にノミネートされたヘイリー・スタインフェルドを、有村架純が演じたマーニー役にドラマ『マッドメン』で人気を博したキーナン・シプカを、それぞれボイスキャストとして起用。また、杏奈を見守る大人たちの役は、ジーナ・デイビス、ジョン・C・ライリー、ヴァネッサ・ウィリアムズらが担当する。

すでに現地のメディアからも「息をのむほど素晴らしい」(ハリウッド・リポーター)、「今までのスタジオジブリ作品と同じようにゴージャスな作品だ」(タイムアウト・ニューヨーク)と高評価を得ているという。

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