横浜市のパシフィコ横浜・展示ホールにて、22日まで自動車技術展「人とくるまのテクノロジー展2015」が開催されている。過去最多となる538社(1,150小間)が出展し、国内の自動車メーカーも最新モデルを展示し、環境技術や予防安全技術などが紹介された。

「人とくるまのテクノロジー展2015」の会場に展示されたマツダ新型「ロードスター」

中でも注目を集めたのがマツダ。20日に正式発表され、21日に発売されたばかりの新型「ロードスター」が展示され、多くの来場者を集めていた。同車は車両の全面的な新設計にともない抜本的な軽量化に取り組んでおり、最適な機能配分とコンパクト化、構造革新、軽量材料の適用拡大と同時に、マツダの歴代スポーツカーが取り組んできた「グラム作戦」(すべての部品をグラム単位で見直し軽量化を計る)も遂行したという。

新型「ロードスター」ではコンパクトなボディサイズと美しいプロポーションを両立させつつ、徹底した軽量化に加えて前後50:50の重量配分や低重心化も実現しており、ドライビングポジションにこだわった"人中心のレイアウト"に。会場でも実際に運転席に座り、乗り心地を確かめる来場者の姿が多く見られた。マツダブースでは新型「ロードスター」にも採用された先進安全技術「i-ACTIVSENSE」も紹介されていた。

その他、富士重工業ブースではスバル「インプレッサ SPORT」が展示され、独自の運転支援システム「アイサイト」の開発の歴史、最新の「アイサイト(ver.3)」のステレオカメラ映像モニターも紹介された。トヨタは「MIRAI」のカットボディとともに、FC技術やSiCパワー半導体など同社の環境技術を紹介。「日産リーフ」がベースの自動運転車(試作車両)、ホンダ「ステップ ワゴン」、スズキ「アルト ターボ RS」、ダイハツ「ムーヴ」なども展示された。

マツダ新型「ロードスター」

スバル「インプレッサ SPORT」も展示された

ホンダは四輪・二輪・汎用製品の新技術や商品を紹介

トヨタブース

日産ブース

ダイハツブース

スズキブース

三菱自動車ブース

ヤマハブース

「人とくるまのテクノロジー展2015」の22日の開催時間は10~17時。マツダ「ロードスター」をはじめ最新技術搭載車の試乗(15時まで)や特別講演なども行われるとのこと。