JPタワー名古屋

日本郵便と名工建設はこのほど、愛知県名古屋市内の敷地において建設計画を推進している「JPタワー名古屋」のフロア構成および各施設の開業時期などを決定。同ビルに入居する商業施設「KITTE名古屋」の開業時期も発表した。

「JPタワー名古屋」は、同市中村区名駅1丁目1番1号に新設する中部圏最大級の複合ビル。2015年11月の完工、同年12月からのオフィステナント入居開始を計画している。順次施設の開業を経て、全面開業は2017年4月となる予定。

同ビルの地下1階~3階は、2016年6月に開業予定の商業施設「KITTE名古屋」となる。同施設の名前は"切手"や"来て"という言葉に由来するとのこと。名古屋ならではの食文化や慣習、ものづくり文化と利用者との出会いをつなぐという想いから、「『名古屋を』伝える、『名古屋に』伝える」をコンセプトとしている。

施設内は、約40店舗(予定)のショップ&レストランと、1階~3階の各商業フロアを縦につなぐアトリウムで構成。出店店舗はコンセプトにもとづき、オープン型飲食店や大型飲食店、トレンド感のあるカフェ・ダイニングなどのほか、ご褒美や土産などが購入できる食物販やこだわりの物販やサービスの店舗などを予定している。

1階フロア

同ビルは、オフィス棟と駐車場棟の2棟で構成。オフィス棟の5階~39階にはオフィスフロアを配置し、低層部分には商業施設や郵便局、ゆうちょ銀行、ホール&カンファレンスを設置する。1階~3階には、3層吹抜けのアトリウムを設け、イベント開催などでの情報発信を図るとともに歩行者空間の整備により緑あふれる空間を創出するという。

2階のオフィスエントランスからJR名古屋駅までは貫通通路で直結させる予定で、地下通路より名鉄・近鉄・市営地下鉄各線にスムーズに接続できるという。駐車場棟の1階には、バスターミナルを設置する。

1階アトリウム

※画像はイメージ