富士フイルムは18日、ミラーレスカメラ「Xシリーズ」の交換レンズとして、焦点距離90mmの大口径単焦点望遠レンズ「フジノンレンズ XF90mmF2 R LM WR」を発表した。7月9日から発売し、価格はオープン、推定市場価格は110,000円前後の見込み。

【左】「フジノンレンズ XF90mmF2 R LM WR」【右】「FUJIFILM X-T1 グラファイトシルバー エディション」への装着例

90mm(35mm判換算137mm)の焦点域で撮影できる大口径単焦点レンズ。レンズ構成は8群11枚で、大口径の異常分散(ED)レンズを採用。絞り開放でもシャープな描写で撮影できる。また円形絞りと組み合わせることで口径食を最小限に抑え、美しいボケ味を表現可能。開放F値は2.0と明るく最短撮影距離も60cmと短めなので、ポートレート撮影など様々なシーンで活用していける。

レンズ駆動部には4基のリニアモーターを使った「クアッド・リニアモーター」を使用。AFが最速0.14秒と高速でフォーカス精度にも優れる。レンズ本体は防塵・防滴に加えて、-10度の耐低温構造。

主な仕様は、焦点距離が90mm(35mm判換算:137mm相当)、最小絞りがF16。レンズ構成は8群11枚(異常分散レンズ3枚)。絞り羽枚数は7枚(円形絞り)、ステップ段差は1/3ステップで全19段。画角は17.9度。撮影距離範囲は60cm~。最大撮影倍率が0.2倍(35mm判換算:0.3倍)。フィルターサイズは62mm。本体サイズは最大径が約75mm、長さが105mm(先端よりマウント基準面まで)、重量は約540g。