京浜急行電鉄はこのほど、2015年度の設備投資計画を発表した。車両の新造や更新などの安全対策費用約177億円を含む総額207億円の設備投資を行う。

法面防護の様子(追浜~田浦間)

新1000形

車両の新造と更新に関する費用は約43億円。新1000形20両を新造し、既存車両2100形24両について更新・改造を実施する。駅改良工事には約25億円を投じ、黄金町駅と三崎口駅でホーム隙間と段差解消を行い、金沢八景駅や神奈川新町など6駅で駅舎改修や改築に着手する。

高架橋耐震補強工事や法面防護、トンネルや橋梁の補修工事などの防災・地震対策には約37億円を投資。その他、変電所・電気保安設備をはじめ電気施設の更新・改良、京急蒲田駅付近連続立体交差化工事にともなう駅舎整備、工場や検車庫の改良・改修などに資金を投入する計画だ。