横浜市交通局は14日、市営地下鉄ブルーライン(あざみ野~湘南台間)のダイヤ改正について発表した。7月18日にダイヤ改正を実施し、同日から快速運転も開始。あざみ野駅にて快速運転を行う一番列車の出発式も行う。

横浜市営地下鉄ブルーラインの電車。7月18日から快速運転が開始される

市営地下鉄ブルーラインの快速運転については、今年3月に策定された「市営交通 中期経営計画(平成27~30年度)」でも、利便性向上を目的とした事業展開のひとつに挙げられていた。横浜市の都心臨海部の再生・機能強化、郊外部の再生・活性化に向けた取組みの一環として、これまで準備が進められてきたという。

ダイヤ改正が実施される7月18日以降、平日・土休日の日中時間帯(おおむね10~16時頃)に1時間あたり2本の快速を運転。土休日には商業施設の開店に合わせ、横浜駅に10時頃に到着する快速も設定される。快速の停車駅はあざみ野~新羽間各駅と新横浜駅・横浜駅・桜木町駅・関内駅・上大岡駅・上永谷駅、戸塚~湘南台間各駅となる。

横浜~新横浜間ノンストップとなることで、所要時間は現行の11分から8分に短縮され、港北ニュータウンなど郊外部から横浜市都心部へのアクセス向上に加え、新横浜駅での新幹線への乗換えも便利に。関内~戸塚間の所要時間も現行の22分から17分に短縮される。なお、快速運転を開始した後も、現行の各駅停車の本数(1時間あたり8本)は維持されるとのこと。

ダイヤ改正ではその他、平日早朝に上下各1本、夜間に上り3本・下り2本増便し、一部区間で始発列車の繰上げ・最終列車の繰下げも行う。ダイヤ改正後の各駅の時刻については6月中旬頃に発表予定とされている。