ソニーは5月13日、液晶テレビ「ブラビア」の2015年モデルとして、フルHDタイプの「W870C」と「W700C」の2シリーズを発表した。W870Cシリーズは、50V型「KJ-50W870C」と43V型「KJ-43W870C」の2モデル。W700Cシリーズは、48V型「KJ-48W700C」、40V型「KJ-40W700C」、32V型「KJ-32W700C」の3モデルがラインナップされる。

発売日は、W8700Cシリーズが6月20日、W700CシリーズはKJ-40W700Cが5月23日、他の2モデルは6月13日。価格はいずれもオープンで、推定市場価格は、KJ-50W870Cが200,000円前後、KJ-43W870Cが150,000円前後、KJ-48W700Cが125,000円前後、KJ-40W700Cが85,000円前後、KJ-32W700Cが75,000円前後(いずれも税別)。

「KJ-58W870C」

「KJ-40W700C」

W870Cシリーズは、Android TV(Android 5.0)を採用したフルHDテレビ。通常のテレビ放送を見るだけでなく、さまざまなアプリを利用することが可能だ。一方のW700CシリーズはスタンダードなフルHDテレビで、一般的に32V型モデルでは1,366×768画素のハイビジョンパネルが使用されるケースが多いが、KJ-32W700CはフルHDパネルが採用されている。

32V型ながらフルHDパネルを採用する「KJ-32W700C」

映像エンジンは、両シリーズとも「X-Reality PRO」を採用。W870Cシリーズは3D映像表示が可能で、4倍速駆動のMotionflow XR240や、色域が広いTRILUMINUSディスプレイも採用されている。

音声面では、2シリーズともS-Masterデジタルアンプを搭載。ClearAudio+を採用し、ユーザーが細かな設定を行わなくても、ソニーの設定したパラメーターで臨場感あるサウンドを楽しめる。また、テレビのスピーカーだけでサラウンド再生が可能なS-Forceフロントサラウンド機能を備え、オプションのワイヤレスサブウーファーも利用可能だ。W870Cシリーズでは、これに加えてDSEEテクノロジーを採用。圧縮音源などで、失われた音の成分を補間することができる。

チューナーは、地上/BS/110°デジタル×2基を内蔵。1基は視聴専用で、もう1基は、USB HDDを接続した場合の録画専用となる。

HDMI入力はいずれも4系統。HDMI端子のうち1系統はMHLとの兼用だ。それ以外の入出力端子は、W870Cシリーズがビデオ入力×2、LAN端子×1、USB×2、光デジタル音声出力×1、ヘッドホン出力×1、コンポーネント入力×1を備える。W700Cシリーズはビデオ入力は1系統となり、コンポーネント入力の代わりにD5端子を1系統備える。

ネットワークは有線LANと無線LAN(Wi-Fi)に標準対応だ。Wi-Fi Directモードも使用できる。ソニールームリンク(DLNA)のクリアント機能のほか、Webブラウザも利用可能だ。

シリーズ名 W870C W7700C
製品名 KJ-50W870C KJ-43W870C KJ-48W700C KJ-40W700C KJ-32W700C
消費電力 138W 113W 84W 71W 65W
年間消費電力量 147kWh/年 117kWh/年 78kWh/年 65kWh/年 60kWh/年
サイズ(WDHmm) 1116×202×691 962×189×602 1089×195×671 924×179×579 738×162×469
質量(スタンド込み) 15.5kg 12.1kg 11.7kg 9.1kg 6.8kg