3人組バンド・いきものがかりの水野良樹と、映画『桐島、部活やめるってよ』などの作家・朝井リョウが、TBS系オーディション番組『Sing! Sing! Sing!』(毎週土曜25:53~)で対談し、ともにファンという同番組への熱い思いを語り合った。その模様は、5月16日に放送される。

『Sing! Sing! Sing!』の魅力について対談した、いきものがかり・水野良樹(左)と朝井リョウ

『Sing! Sing! Sing!』は、"自分の歌声で感動させたい""歌に自信がある"といった人を対象にしたソロ・ボーカリストコンテスト番組。以前から自身の雑誌の連載で番組への愛を語っていた浅井は「人間の欲望と欲望のぶつかり合いや感情が見える」とオーディションの魅力を力説し、特に『Sing! Sing! Sing!』は「情報の出し方が完璧。誰が通るか通らないかを全く予想させてくれない」とそのドラマ性に着目していることを明かした。

一方、Twitterで番組への思いを度々つぶやいている水野は「歌そのものを抽出しているものが最近では珍しい」と、番組の特徴を分析。その上で「(審査する音楽)プロデューサーさんの言っている言葉も、そういう視点で見るのかとか、すごくおもしろいですね」と、プロのミュージシャンならではの目線で、番組の楽しみ方を語った。

この審査員の姿勢という点については、朝井も「審査の内容も芸能人の方が審査をしない、本当の技術者の方が審査をする点においても信頼ができる」と評価。さらに、これまでの1stシーズン、2ndシーズンについて、厳しい審査内容を細かいエピソードを交えながら振り返るだけでなく、それぞれのステージで優勝した佐々木真央、中谷優心の歌唱からキャラクターの魅力にまで言及し、その熱烈なファンぶりが伺えた。

さらに水野は、半年間にも及ぶオーディションの審査について「専門家の人たちがコメントを言って(挑戦者が)成長して変わっていったりする過程が面白い。スタートラインから見られるのはこの番組の魅力だと思う」と、ドキュメンタリーとして面白さを興奮気味に語り、5月23日の放送から始まる3rdシーズンにも期待を示した。

水野良樹

朝井リョウ

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