写真・動画のソーシャルネットワーキングサービス、インスタグラムは5月11日、日本での広告の導入を開始することを発表した。近日中に、一部の利用者のフィードには広告が表示されるようになる。

インスタグラムは、サービス開始から約4年で、世界の月間アクティブ利用者数が3億人を突破(2014年12月時点)。1日の平均アクティブ利用者は2億人、日本のコミュニティも過去1年で1倍以上に増加(2015年3月時点)。また1日平均の利用時間は21分間(2015年3月時点)となっている。

まずは、すでにインスタグラム コミュニティの一員となっているチキンラーメン(日清食品)や土屋鞄製造所、ランコムから、美しい写真を使った広告を徐々に配信する。なお広告には「広告」と明記され、その他の投稿とは明確に区別される。

広告表示の例

インスタグラム上に表示される広告は、現在のインスタグラムの利用者体験とシームレスに溶け込むもので、今まで見慣れているフィードの中で違和感なく自然な仕上がりになるようデザインされる。

インスタグラムの広告事業は、2013年9月の米国ローンチに続き、カナダ、イギリス、オーストラリア、フランス、 ドイツ、ブラジルで順次スタートし、日本は8カ国目。他国ではこれまでにアディダス、コカ・コーラ、 サムスン電子、ディズニー、リーバイスなどのブランドが広告を活用し、ブランド認知や購買意欲の向上などにおいて成果をあげてきているという。