ビー・エム・ダブリューは6月5日、スポーツとツーリングの両面を兼ね備えた新型モデル「R 1200 RS」を全国のBMWモトラッド正規ディーラーで販売開始する。ライディングモードPROの標準装備により、4種類の走行モードを選択できる。

BMWモトラッド「R 1200 RS」

「RSモデル」の称号を与えられた同モデルは、BMWモトラッドが誇る完成度の高いオールラウンド・タイプのモーターサイクルとなっている。ツーリングとスポーツという2つの相反する性格を1台のモデルに高いレベルで融合させた。

伝統のボクサーエンジンは最高出力125PSを発揮。このエンジンは新開発の鋼管製ブリッジフレームにダイレクトに固定される。フロントの倒立テレスコピック・フォークとリアのEVOパラレバーという伝統的なサスペンションを継承しながらも、ステアリング精度や走行安定性、ハンドルとブレーキの剛性はフレーム設計段階から最優先事項として開発された。

スタイリングはスポーティなハーフフェアリングや低く抑えられたフロントエンド、跳ね上げられたテールセクションなどにより、スポーツモデルに近いイメージとなっている。また、同社のスーパースポーツ・モデル「S 1000 RR」由来の10本スポーク・ホイールを装着。さらに精悍なイメージを高めた。

同モデルの大きな特徴となるのが、標準装備されたライディングモードPRO。「レイン」「ロード」に加えて「ダイナミック」「ユーザー」の2つを追加した合計4つの走行モードを自在に選択できる。クラッチ操作なしにシフトアップ / ダウンができるギアシフト・アシスタントProも標準装備する。価格は189万円(税込)。