お笑いコンビ・オードリーの春日俊彰が、6月にイタリアで開催されるフィンスイミング世界大会の日本代表に選出され、7日、都内ホテルで「行く以上は一番いい色のメダルしか考えていない。最低でも金」と意気込みを語った。

フィンスイミング日本代表に選ばれたオードリーの春日俊彰

フィンスイミングとは、足ひれ(フィン)を付けてタイムを競う水泳競技。春日は、TBS系『炎の体育会TV』(毎週土曜19:00~)の企画で、今年3月に行われた「ジャパンオープンマスターズ大会」に出場したが、50mサーフィス(シュノーケル装着)で3位に終わり、上位2位までが選ばれる代表を逃していた。

日の丸を横に、国民を背負う思いを語る春日

ところが、4月末に、50mサーフィスの日本代表に欠員が発生。これにより、3位の春日が2位に繰り上がり、見事、念願の日本代表入りを果たした。

日の丸が入ったジャージで会見に登場した春日は、開口一番「この度、日の丸を背負うことになりました、オードリーの春日です」と喜びの挨拶。繰り上げ当選での代表選出に「言ってみたら敗者復活。(M-1グランプリでも)敗者復活でこの世に出てきた男なので、縁起がいい」と満足そうな表情を浮かべた。

世界大会での目標については「せっかく拾われた命。メダルを取らないと自分でも納得できない」「国民の期待を背負っている」と繰り返し語った上で「最高でも金、最低でも金」と世界一を宣言。メダルに届かなかった場合は「日本国民全員に恥をかかせたことになる」と解釈し、「入国拒否でも構わない」と、自らにプレッシャーをかけた。

持ちギャグ「カッ、カスカスカス、カスガ!」のフィンバージョン「フィン、フィフィンフィン、フィンス!」を披露する春日

実際、春日のベストタイムは、前回の世界大会での5位程度の記録で、3位までは0.3秒と十分メダル圏内。ボディビルで鍛えた筋力が有効に活用されているという。多忙の合間を縫っての練習だが、その度にタイムが早くなっていくと言い、春日自身「まだまだ伸びしろはある」と手応えを感じている。これには、日本協会も大いに期待を寄せているようだ。

しかし、大会が行われるのはイタリア。春日は「イタリア女性たちも春日をほっとかない。ハニートラップがあるかもしれない」と警戒し、「その辺は厳しくスタッフに管理してもらいたい」と要望した。一方で、現地には「ここでは言えないようなものも、私にとっての活力なので、5枚くらいレンタルしてもっていく」と笑顔で語り、質問したフジテレビの内田嶺衣奈アナウンサーをドン引きさせていた。