米Microsoftは5月4日(現地時間)、米国ラスベガスで開催しているエンタープライズ テクノロジ カンファレンス「Microsoft Ignite 2015」において、同社のクラウドサービス「Microsoft Azure」のオンプレミスにおける利用を可能にする「Microsoft Azure Stack」を発表した。

Microsoft Azure Stackは、データセンターに対し、AzureのIaaSとPaaSの機能を提供し、SQL Server、SharePoint、Exchangeといった企業向けアプリケーションと分散アプリケーションの融合を簡単に実現する。Azureのリソースマネージャを利用して、アプリケーションのデプロイ先をデータセンターのAzure Stackかプライベートクラウド内のAzureか矛盾することなく行える。

同社はブログで「Microsoft Azure Stackにより、あなたのデータセンターにAzureが持つことが可能になる」としている。

また、Azure StackはAzureと同じコア技術に基づいて構築されており、拡張性と柔軟性があるSoftware-Defined Networkコントローラと自動同期とフェールオーバーに対応したStorage Spaces Directを備えている。Shielded VMとGuarded Hostsは、プライベートクラウドに"zero-trust"のソフトウェア定義のセキュリティをもたらすという。

Azure Stackのプレビュー版は今年の夏にリリースされる予定。