嵐の相葉雅紀が主演するフジテレビ系ドラマ『ようこそ、わが家へ』(毎週月曜21:00~21:54)に出演する、俳優の竹中直人が3日、東京・台場のフジテレビ本社屋で開催中の『春フェス2015~LIFE !S LIVE』のステージに登場し、観覧客に役柄ばりの激怒シーンを披露した。

フジテレビ『春フェス』のステージに登場した足立梨花(左)と、竹中直人

竹中が演じているのは、相葉演じる主人公の父親・倉田太一(寺尾聰)が大手銀行から出向して総務部長を務めている「ナカノ電子部品」の営業部長・真瀬博樹。ダントツの営業成績ながら、さまざまな不正疑惑が浮上し、その度に太一が問いただすものの、いつもギリギリで逃れ、対立を深めている。

真瀬は、アクも押しも強い人間で、営業のためにはなりふり構わないやり方が必要と考える人物。そんな役柄に、竹中自身も「自分でもやりながら嫌なやつだな、と思いながらやっています」と感想を漏らす。

この日のステージでは、劇中で真瀬が激怒するシーンが流され、司会の大村晟アナウンサーが「せっかくなので、真瀬の激怒を生披露してください」と提案。来場者の中から、竹中に激怒される人として、一組のカップルが選ばれた。

彼女がリクエストしたのは、筋トレにハマっている彼氏が、自分が作ったご飯の前に必ずプロテインを飲むので、それを怒ってほしい、というもの。竹中は、瞬時に役に入り、第1話で太一に謝罪を求めるセリフのパロディで「彼女がせっかくお前のために作ったごはんの前に、なんでプロテインを食うんだよ! おい、彼女に謝れよ! どうなんだよ!」と、迫真の激怒を披露。彼氏は彼女に謝り、観客が見守る中で照れながらも愛を確かめ合うように抱き合い、会場からは大きな拍手が送られた。

竹中に激怒された彼氏が彼女に謝罪し、抱擁

しかし、これはあくまで役柄上の演技。同じくステージに登場した、主人公の妹の親友役を演じる足立梨花は「実際の竹中さんとは全然違うキャラクターなので、びっくりしながら見ています」と紹介し、竹中はステージの最後に「皆さん、今日は楽しいですか? 日射病にならないように、楽しい一日を過ごしてください!」と笑顔をふりまいた。

『ようこそ、わが家へ』は、直木賞作家・池井戸潤の原作で、相葉演じる気弱で争い事が苦手な主人公が家族とともにストーカーの恐怖にさらされ、一方でその父親である太一(寺尾聰)が会社の不正とも闘うという、サスペンスタッチのホームドラマ。4日に放送される第4話について、竹中は「"あれ?真瀬部長、大丈夫?"っていう展開になっていますよ。あの強気だった真瀬部長がどうなるのか、ぜひ皆さん見てください!」、足立は「第4話は衝撃的です」と、見どころを語った。