ショートムービー『ALL FOR CINEMA』の舞台あいさつが30日、東京・二子玉川の109シネマズ二子玉川で行われ、斎藤工、板谷由夏、中井圭、柿本ケンサク、木下美咲が出席した。

ショートムービー『ALL FOR CINEMA』の舞台あいさつに出席した板谷由夏(左)と斎藤工

本作は、斎藤工、板谷由夏、中井圭が出演するWOWOWシネマの映画情報番組『映画工房』(毎週月曜 20:45~)の映画館を応援する企画で、視聴者から寄せられた映画館体験エピソードを原案にしたショートムービー。この日は一夜限りのディレクターズカット版が上映され、上映後に舞台あいさつが行われた。

観客とともに本作を試写した登壇者たち。板谷とともに製作総指揮を担当した斎藤が「このサイズのために切り取った物語だと分かりました」と感想を述べながら「柿本さんは自ら撮影もされていて、いろんなことがすごく具体的でした。言葉だけじゃない素敵な撮影現場でしたよ」と柿本監督との仕事には充実感を得られた様子。その斎藤は、劇中ではドラマなどで演じている女性が好みそうな役柄とは180度異なるキャラクターを演じたという。「台本のテイストと私のキャラクターは整合性がつきません…。結構パンチ力のあるキャラクターをやらせてもらったと思っています。現場では浮いてましたね(笑)。(主演の)安藤政信さんが感情を作っている脇で邪魔にならないように務めました」と振り返り、板谷は「工くんがあの格好で来るとは思わなくて、あとでスタッフさんに聞いたら『いや~すごいことになってますよ』と口を揃えて言ってました(笑)」と突出した斎藤のキャラクターに驚嘆していた。

また、劇中でヒロイン役を演じた木下美咲は「2日間という撮影期間は短かったですが、内容はすごく濃かったです。今日を迎えて長かったような不思議な感覚で、撮影が終わって寂しい感じが沸々と湧いてきました」と素直な心境を吐露。共演した安藤については「安藤さんは独特の雰囲気があって、お芝居でも安藤さんのお陰ですっと入れました。お芝居の姿勢も監督と信頼し合っている様子が分かりましたね」と賞賛していた。ショートムービー『ALL FOR CINEMA』は、4月25日より3カ月間、全国の109シネマズの幕間にて上映。