コネクトワンは4月28日、新たなモバイルソリューション「DoCAN(土管)」を5月1日より提供開始すると発表した。

DoCAN(土管)は、 「シンプルセキュリティ(シンプルな仕組みであるほど安全性が高い)」を開発コンセプトとし、単純で確実なセキュリティ対応を目指したモバイルソリューション。

独自の経路制御技術により単一のアクセスポイントを介して社内Webシステムとパブリッククラウドを同時に利用できるネットワークを構築できることが特徴だ。また、端末上のセキュリティリスクをブラウザーが自動チェックするクライアント制御技術を搭載し、リスクのある接続防止精度を高めた。

ソリューションの概要

ネットワーク経路の構築では、シンプルさと安全性を重視。プロキシとIPをコントロールする独自技術を採用し、1つのアクセスポイントへの接続のみで、複数種類のシステムへのリモートアクセスを構築できるほか、証明書を利用せずに、専用線と同等のセキュリティレベルを実現したネットワークを構築できるとしている。

社内Web上は、専用機器を設置するだけ通信を確立することが可能となり、既存システムに特別な設定や改修の必要がない。ネットワーク認証のためのID/PWが不要で、指定した業務システムの認証情報をネットワーク認証情報として兼用するため、ネットワーク通信用のID/PWの保持や管理が必要ない。

アクセス制御の機能は、セキュリティリスクの原因になる端末の状態を専用ブラウザが自動チェックする。接続の都度、新たにインストールされたソフトや各ソフトの動作状況をチェックし、基準外の端末はブラウザーを強制終了することで、リスクのある端末からの接続を防止できる。

アクセス先のシステムからダウンロードしたオフィス系文書を独自の文書編集ソフトを利用してセキュアに編集可能。編集中の一時ファイルの暗号化と、編集終了後の自動削除機能により情報漏洩のリスクを軽減できる。

料金プランは、ユーザー数と最大通信料に応じた料金設定となり、「Type S」「Type M」「Type L」「Type XL」の4種類を用意する。

料金プランは4種類を用意する