電子情報技術産業協会(JEITA)は24日、2015年3月のPC国内出荷実績を発表した。3月のPC出荷台数は前年同月比66.4%の109.1万台となった。このうち、デスクトップPCは30.4万台(同60.1%)、ノートPCは78.7万台(同68.8%)。

JEITA発表資料「2015年3月パーソナルコンピュータ国内出荷実績」

2015年3月期

3月における全体の出荷台数は109.1万台。このうち、デスクトップPCは前年比60.1%の30.4万台で、内訳はオールインワン(一体型)が同42.7%の7.2万台、単体(本体のみ)が同70.5%の23.2万台となった。ノートPCは同68.8%の78.7万台で、内訳はモバイルノートが19.3万台、A4型・その他が59.4万台。全出荷台数のうちノートPCが占める割合は72.1%となった。

出荷金額は、前年比65.6%の860億円。このうちデスクトップPCは同59.5%の225億円、ノートPCは同68.1%の635億円となった。

2014年度 第4四半期(2015年1月~2015年3月)

2015年1~3月期の前年同期比57.8%の出荷台数は227.7万台。このうち、デスクトップPCは同49.9%の62.5万台、ノートPCが同61.5%の165.2万台となった。全出荷台数のうち、ノートPCの構成比率は72.6%。

出荷金額は、前年同期比59.9の1,862億円。このうち、デスクトップPCは同52.7%の502億円、ノートPCは同63.1%の1,360億円となった。

2014年度(2014年4月~2015年3月)

2014年度の出荷台数は、前年同期比75.9%の918.7万台。このうち、デスクトップPCは同70.5%の258.1万台。ノートPCは同78.2%の660.6万台となり、ノートPC比率は71.9%となった。

出荷金額は、前年同期比79.2%の7,336億円。デスクトップPCでは同75.2%の2,064億円、ノートPCでは同80.9%の5,272億円となった。

2015年3月のPC国内出荷の概況として、単月では10カ月連続で対前年2桁減となり、2014年度としては5年ぶりに1,000万台を割りこんだ。JEITAでは、「2007年度以降、年度において過去最高となった2013年度実績の反動」と分析している。

統計の参加企業は、アップルジャパン、NEC、セイコーエプソン、ソニー、東芝、パナソニック、日立製作所、富士通、ユニットコム、レノボ・ジャパンの計10社。