鉄道博物館(さいたま市大宮区)はゴールデンウィークに合わせ、鉄道体験型イベント「目指せ! うきうき鉄道ライフ!」を館内で開催する。4月12日から展示を開始したEF55形式電気機関車の歴史や魅力を学芸員が解説するギャラリートークをはじめ、鉄道に親しめる企画を多数実施する。

EF55形式電気機関車外観と、運転室内部に残る銃撃痕(鉄道博物館提供)

EF55形式電気機関車のギャラリートークは5月2~6日の11時から30分程度、ヒストリーゾーン1階転車台にて開催。この車両は1936(昭和11)年に幹線急行旅客用機関車として製造された3両のうちの1両で、終戦直前の1945(昭和20)年8月3日、留置中の沼津機関区で米軍機から15カ所にわたる銃撃を受けて破損。その後、修理されて運用に復帰したが、運転室内天井には現在もその時の銃撃痕が残っているという(運転室内の見学は不可)。

4月29日と5月2日は、昭和40年代の上野駅を追体験する企画「ライブ上野駅」をヒストリーゾーン1階上野駅プラットホームで開催。改札口で駅員にきっぷを切ってもらい、プラットホームで特急列車の発車シーンを見学し、最後に特急車内で車掌から検札を受けるという一連の流れを体験できる。両日とも10時20分から11時30分、13時20分から14時30分の2回実施される。

その他、模擬台車を用いた分解・組立作業の実演(5月5日)、ボランティアガイドが館内を案内する「てっぱくツアー」(5月5・6日)などの催しが企画されている。いずれの催しも無料で、入館料のみで見学や参加ができる。