俳優の水谷豊が、26日に放送されたフジテレビ系トーク番組『ボクらの時代』(毎週日曜7:00~7:30)で、自身の職業観について語った。

俳優の水谷豊

映画『王妃の館』が25日から公開されたことを受け、主演の水谷をはじめ、同作で共演した俳優・石橋蓮司、原作者の作家・浅田次郎が出演。「競馬好き」「一人娘」などの共通点のほか、さまざまな話題で盛り上がった。

その中で、自身の「職業」の話になり、役者について「一生やれると断言できる仕事ではない」と話し、「定年退職はないけど、自然退職はあるから気がついたら退職してたという仕事でもある」と説明した水谷。さらに、「本業というのは、少なくとも自分でやると決めたら最後まで全うできるもの」と加え、「自分では本業だと思えないんですよ」と胸の内を明かした。

そんな水谷が「どこまでできるか分からないけれども、できる限りやってみよう」と心に決めたのは、娘の誕生がきっかけ。かつて独身時代に石橋から「人生を変えてくれるのは娘」とアドバイスを受けたことを、感慨深げに振り返っていた。

水谷は1989年に元キャンディーズの伊藤蘭と再婚し、翌年第1子となる女児を授かった。今年で25歳になる一人娘の趣里は現在、女優として活動している。