ディスコは、2016年3月卒業予定の全国の大学4年生(理系は大学院修士課程2年生含む)を対象に、4月の就職活動に関する調査を実施した。調査は4月1日~6日にかけて行い、1,359人から有効回答を得た。

エントリー状況

一人あたりのエントリー社数について調べると、平均は44.7社となった。昨年度の解禁1カ月後(前年1月)のエントリー社数は平均48.0社であったため、やや減少している。今後のエントリー予定社数の平均は10.6社となった。

セミナー・会社説明会への参加状況について尋ねたところ、一人あたりの平均参加社数は34.1社だった。昨年度の解禁1カ月後(前年1月)の平均25.4社と比較すると、同じ1カ月間でも10社近く上回り、早いペースで参加をしていることがわかる。

セミナー・会社説明会への参加状況

選考試験の受験状況についても、筆記試験受験者71.3%(前年1月31.3%)、面接試験受験者49.8%(前年1月12.6%)とそれぞれ前年より大きく上昇した。

しかし、選考試験を受験した社数は、いずれの試験も平均して2~3社程度と、1カ月前の前回調査とほとんど差がなくなっている。選考試験の受験者数の増加は、一部の企業の選考試験によるものとみられる。

現時点で内定を得ている学生には7.1%で、前回調査の3.8%から1カ月で3.3ポイント増加した。内定社数は平均1.2社で、前回調査(3月)と全く同じとなっている。一部の企業の選考が進んだ結果、内定者数は増加したが、企業数そのものは増えていないという状況が考えられる。

4月1日現在の内定状況