NECディスプレイソリューションズは24日、「ビューライトシリーズ」の新製品として、3チップDLP方式を採用したレーザープロジェクタ「NP-PH1202HLJD」を発表した。5月21日より発売する。価格はオープン。

NP-PH1202HLJD

独自開発の「循環冷却防塵構造」を採用したレーザープロジェクタ。光学ユニットを密閉し、内部で空気を循環させて光学部品を冷却させることで、外気に含まれるチリや埃による光学部品の汚損を防止する。また、レンズシフトを行うために必要な隙間を凹凸設計にすることで、チリや埃の侵入を抑えて耐久性も向上させている。

3チップDLP方式を採用し、1,920×1,080ドットの投写に対応。レーザー光源を採用することで明るさ12,000ルーメンを達成した。製品寿命も約20,000時間と長い。画質を向上させる機能として、解像度変換技術「アドバンスド・アキュブレンド」と、被写体の周囲を暗くすることで立体感を得る「3rd SweetVision」を搭載する。

4台のプロジェクターを使って3,840×2,160ドット(4K)の投写を可能にする「タイリング機能」に対応。4K信号に対応したHDMI端子(リピーター機能)の搭載により、外付け機器を使わずに4K映像を投写できる。複雑なマルチ画面設定が自動で行える「タイルマトリクス機能」や、映像の境界を目立たせなくさせる「エッジブレンディング補正」など、マルチ画面時における利便性の高い機能を内蔵する。

主な仕様は、投写方式が3チップDLP方式、最大表示解像度が1,920×1,080ドット(フルHD)、明るさが12,000ルーメン、コントラスト比が10,000:1(ダイナミックコントラスト:オン時)、光源がレーザーダイオード。

映像入力インタフェースはHDMI×1、D-Sub×1、DisplayPort×1、BNC×1。映像出力インタフェースはHDMI×1。100BASE-TX対応有線LANポートとUSB×1基を搭載。本体サイズはW680×D860×H333mm、重量は約68kg。

なお、レンズは別売りとなっており、5月下旬に6モデルが発売される。価格はオープン。

■オプションレンズ
型名 投写比 画面サイズ
NP-9LS08ZM1 0.90-1.35:1 70~600型
NP-9LS12ZM1 1.27-1.82:1 100~500型
NP-9LS13ZM1 1.41-2.23:1 100~500型
NP-9LS16ZM1 1.71-2.87:1 100~500型
NP-9LS20ZM1 2.25-4.18:1 100~500型
NP-9LS40ZM1 4.31-6.77:1 60~500型