5月1日より公開される人気アニメ『機動警察パトレイバー』の実写プロジェクト『THE NEXT GENERATION パトレイバー 首都決戦』の撮影に使用された、8メートルの実物大イングラムのデッキアップイベントが5月17日、東京・警視庁庁舎前で行われることが决定した。

イベントに登場する8メートルの実物大イングラム

8メートルの実物大イングラムは、先日21日に東京・新宿で警視庁とのコラボレーションイベントを行い大盛況だったが、今回はついに警視庁開催のイベントに登場。交通総務課は、5月17日に春の交通安全運動の一環として行われる「女性ライダーによる交通事故防止ツーリング出発式」にイングラムの参加を要請し実現したという。本作のスタッフは「イングラムも警察車両みたいなものですから」と語っている。

劇中では、普段は湾岸エリアのへき地である特車二課棟に押し込められているイングラムだが、念願の本庁に出動が叶い、警視庁庁舎とイングラムの2ショットが実現するという「パトレイバー」の世界観そのままの光景が展開されることになる。イベント当日は警視庁庁舎前で8:00から出発式を開始。8:20からデッキアップを行い、8:30に埼玉県秩父までのツーリングに出発する女性ライター約40名を見送る。

『THE NEXT GENERATION パトレイバー』は、これまでTVアニメ、OVA、コミック、小説、劇場版など幅広い展開を続けてきた『機動警察パトレイバー』シリーズ初の実写作品。初期OVAや劇場版1・2を手がけた押井総監督が新たな世代の"特車二課"の物語を全7章と長編劇場版を完全新作で構成。5月1日に公開される長編劇場版は、総監督である押井守氏が監督・脚本を務め、最新鋭4Kカメラで撮影された高精細映像と、日本映画初となるドルビーアトモスによるサラウンド音響で制作されている。1,000万人を人質に東京を蹂躙するテロリスト集団を相手に、特車二課の隊員たちが立ち向かっていく物語が描かれ、現実の国際政治上も緊張状態の続く東アジア情勢も背景に、日本映画の枠に収まらない壮大なスケールの作品に仕上がっている。

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