映画『Sエス―最後の警官―奪還 RECOVERY OF OUR FUTURE』の製作報告会見が23日、東京・品川プリンスホテルで行われ、キャストの向井理、綾野剛、新垣結衣、吹石一恵、大森南朋と平野俊一監督、韓哲プロデューサーが出席した。

映画『Sエス―最後の警官―奪還 RECOVERY OF OUR FUTURE』の製作報告会見に出席した吹石一恵、綾野剛、向井理、新垣結衣、大森南朋(左から)

主演の向井は、20日に妻で女優の国仲涼子が妊娠したことを発表したばかり。集まった多くの報道陣を前に、開口一番、「私事ですが、新しい命を授かることが出来ました。知らないことがいっぱいで不安ですが、今はその時が楽しみで仕方ありません」と喜びの表情。「今まで以上に作品に対して情熱をかたむけ、人として役者として精進していきたい」と新たな決意を語る向井に、綾野は、「良いっすね! 理の報告はグッときて、僕もうれしい」と声を掛け、平野監督らも、「おめでとう!」と拍手で祝福した。

また、本作の内容にちなみ、"守りたいモノ"について問われた向井は、「これは言わされてる感じがします。作為がありますね」と苦笑いしながらも、「家族です」とキッパリ。一方、「何もない……。守るモノを持てるように頑張ります」と意気込んだ綾野は、射撃シーンの苦労についてとうとうと語り、新垣が話に入れず爆笑する場面も。派手なアクションシーンが満載の本作だが、最後に向井は、「成長した姿を見せられれば。派手で格好良い映画になると思う」と胸を張ってアピールしていた。

「ビッグコミック」(小学館刊)で連載中の同名漫画が原作の本作は、昨年1月期に連続ドラマ(TBS系)も放送された社会派ドラマ。"人を守る手"を持つ神御蔵一號(向井)と天才スナイパーの蘇我伊織(綾野)は、NPS(警察庁特殊急襲捜査班)メンバーとともに、日本壊滅という未曾有の事態に立ち向かう――というストーリーで、映画は8月29日から全国公開する。