富士通は4月20日、パシフィックリーグマーケティングに、映像処理技術やデータ連携技術を活用した、新しいプロ野球映像の視聴スタイルを実現する対戦検索サービスを提供したと発表した。

対戦検索サービスは、富士通と富士通研究所の映像処理技術とデータ連携技術を活用し、自動認識したシーンと、関連データを自動的にひもづけることができるもの。

例えば、プロ野球の試合映像の撮影構図の切り替わりなどから投球シーンの始まりであることを自動認識する。投球結果は、画面上のカウント表示板からストライクやボールであることを認識する。

このような映像処理技術による自動認識を経て、試合・選手・結果ごとにプレイシーンをきめ細かく分類した後、選手プロフィールや打席結果などの関連データを自動的にひもづけすることで、パーソナライズされたハイライト映像を検索・視聴することを可能にする。

対戦検索サービスの利用イメージ

パシフィックリーグマーケティングは、オンデマンドサービス「パ・リーグTV」において、対戦検索サービスを活用し、見たい選手とホームラン・三振などの打席結果を選択するだけで、すぐにそのシーンを視聴できるサービスを、4月20日から4月30日まで、トライアルとして無償提供する。同サービスは、PCスマートフォンから利用できる。本格的なサービスは2015年7月に提供開始する予定。

パ・リーグTVの対戦検索サービス画面(左:PC画面、右:スマートフォン画面) 写真提供:パシフィックリーグマーケティング