データライブは4月17日、東京都荒川区に東京テクノセンターを開設して4月6日から稼働したと発表した。

データライブ 東京テクノセンターの外観

同社は、サーバ分野では国内初の第三者保守・リペアサービス会社。「IT資源の最適化」をモットーに、保守期限切れサーバ(EOSL(End Of Service Life)/EOL(End Of Life)サーバ)に対して部品交換などのメンテナンスを施すことで、通常使用が可能な状態に整備(リファービッシュ)し、ユーザーにローコストかつロングライフのサーバ利用環境を提供してきた。

第三者保守会社のビジネスモデル

2009年に開始したESOL/EOLサーバの保守・リペアサービス事業では累計約5,000社と契約、今後3年間で3倍増の事業規模を計画している。同社では今回、今後の需要拡大に対応するとともに。ユーザーに対してより高水準なサービスを提供するため、第三者保守会社としては国内初というEOSL/EOL保守・リペアサービス・オペレーションセンターを東京・荒川区に開設した。

新センターでは、リファービッシュ、EOSL/EOL保守サービス、保守技術開発、物流の各機能を1カ所の拠点に集約。物流ではストックヤードを従来の1.5~3 倍に拡大、サーバおよびネットワーク機器の本体は6,000台収容で従来比1.5倍、パーツは3万点で従来比3倍という。

保守技術開発では、専用ラボの面積を従来比3倍へ拡大したのに加え、マルチベンダーによるSI・評価検証も可能な「EOSLラボ」を新たに併設した。

また、従来は別々の場所にあったエンジニアリング部門およびメンテナンス部門と物流(部材ストックヤード)を一体化したことで、より迅速なサービス対応が可能になったという。24時間365日の物流機能により緊急時の出荷などデリバリー速度が向上するほか、業務プロセスの円滑化やコスト最適化も実現したという。