公開初日を迎えたアニメーション映画『ドラゴンボールZ 復活の「F」』の初日舞台あいさつが18日、東京・新宿バルト9で行われ、主要キャスト陣と本作の主題歌を歌うアイドルグループ・ももいろクローバーZらが登壇した。

主要キャスト陣とももクロが、ファンと共に公開記念の「かめはめ波」

舞台あいさつには、まず孫悟空、孫悟飯役の野沢雅子、ベジータ役の堀川りょう、亀仙人役の佐藤正治、ジャコ役の花江夏樹、山室直儀監督に加え、孫悟空とベジータがステージに登場。野沢が「オッス、オラ悟空! よろしく!」とファンに声をかけると、堀川も負けじと「カカロット! 貴様を倒すのは、このオレ様だ!」と台詞で対抗。また、佐藤は「パフパフさせてくれんかのう?」と亀仙人になりきり会場の笑いを誘い、花江は緊張しながらも「ザコじゃない、ジャコだ!」と銀河パトロール隊員・ジャコの台詞を披露し会場を沸かせた。

満員の会場を前に野沢は、ファンへの感謝を述べた後「家に帰ったら友達10人誘って、また来てくれよな!」とアピールし、堀川は「とてもうれしい。この作品は、すごく愛されているんだなと改めて思いました」としみじみ。また、本作品ではフリーザとべジータとの戦いも描かれており、堀川は「リベンジ戦ができたのは、僕的には一番の見どころ」と、作品への想いを吐露した。

さらに、佐藤は「今まではスケベな親父でしたが、今回は久しぶりに武天老師として初代・かめはめ波を放ちます」とアピールし、子供の頃から『ドラゴンボール』ファンだった花江は、作品に参加できた喜びを伝えた後、「ずっと緊張していましたが、野沢さんに『私たちは真面目なんだけど、いい加減なの』という言葉をもらい、リラックスして舞台に立てました」と吐露した。

その後、ももいろクローバーZが主題歌「『Z』の誓い」のミュージックビデオで着用している『ドラゴンボール』のキャラクターに扮して登場。百田は「もし、私たちがドラゴンボールの世界に入ったらという設定で衣装を作ってもらいました」と話し、百田は悟空、玉井はベジータ、佐々木はトランクスとブルマ、有安さんはチャオズ、高城はピッコロの、それぞれの弟子をイメージした衣装を披露。ももクロメンバーに対する「カワイイ!」という声援が聞こえると、野沢は「私たちは"カワイイ"なんて言葉、かけられたことがないですよ」とこぼすと、今度は野沢に対する「カワイイ!」コールが始まり、会場は拍手とに包まれた。

また、先日、米ハリウッドで行われたワールドプレミアにも言及。野沢は「リムジンで会場につけ、レッドカーペットを歩いて、いい気分でした!」と振り返り、「ファンの人が凄かった! 海外スタッフも『こんなに集まったのは初めてだ!』と言っていて、悟空も世界に羽ばたいてるなって思いました」と、ドラゴンボールが世界で愛されていることを改めて実感している様子だった。

舞台あいさつの最後には、スクリーンに『ドラゴンボールZ復活の「F」』の「全世界上映が決定」の文字が映し出され、海外版は5月1日の台湾・香港での上映を皮切りに、タイ、フランス、アルゼンチンなど世界74の国と地域にて上映される予定。野沢は興奮気味に「74ですよ! さらに増やしましょう!」と喜びを爆発させた。

かつて孫悟空たちを苦しめた最強最悪の敵フリーザが復活を果たす本作『ドラゴンボールZ復活の「F」』は、2013年3月に劇場公開された『ドラゴンボールZ 神と神』の続編で、原作者の鳥山明氏が原作・脚本・キャラクターデザインをすべて担当。悟空や悟飯、ベジータ、ピッコロといったZ戦士たち、前作の破壊神ビルスと側近のウイス、そして全宇宙を震撼させるフリーザとの超絶バトルが描かれる。4月18日より2D/3Dで全国公開。